測量設計の仕事とは?

中堅技術者の声

髙木 啓太(たかぎ けいた)
勤務先
㈱石田技術コンサルタンツ
部署
技術本部設計グループ

高等専門学校で土木に関する学科に入学し、一度は道路会社に就職しましたが、自分自身で道路や公園、橋梁等の計画・設計をしたいと思い、建設コンサルタント業界に転職しました。来年には、節目となる社会人10年目を迎えることになります。

そんな私が現在挑戦していることは、資格取得と自立型問題解決姿勢です。

私は主に、市町村の公共施設の設計を担当していますが、近年の人口減少や建設業界離れに伴い、技術者がいない市町村もあります。その中で、事業を円滑に進めるためには、相手からの信頼されることが重要です。そのためにも自分自身が、技術士やRCCMといった土木関係に精通した知識、技術力を兼ね備えた資格を持つことが大切だと考えています。

また、設計していると、大小かかわらず様々な問題が発生します。そういった問題に対して、自分の能力と可能性を最大限に発揮して解決していこうという自立型問題解決姿勢で取り組むことが大切だと思います。こういった姿勢で仕事に望むことで、自分自身が成長していく一歩だと感じています。

まだまだ、仕事についても覚えることも多いですが、まずはこの2つを積極的に取り組んでいきたいと思います。

DAMITH SANJEEWA(ダミス サンジイーワ)
勤務先
㈱MSS
部署
技術部測量課

私は、福岡の測量専門学校を2012年に卒業しました。子供の頃から地図を見ることに興味があったので測量会社で働く事を決めていました。MSSに入社して5年目になりますが、この5年間様々な測量の経験ができ、成長につながっています。GNSS測量、3D測量、基準点測量、水準測量、平面測量、路線測量などをおこない現場で測量した三次元データを使用し図面作成をします。また最新のトータルステーションを使い現場作業をワンマンで出来る様に頑張っています。また、基礎杭工事にかかわるパイリングメジャ-メント工法(PM工法)という独自な測量もしています。測量CADソフトの使い方や効率良く図面をきれいに描く事が出来ていますので自信をもって測量の仕事を頑張っています。

私が測量した所に新しい道路や橋など構造物を出来ているのを見るととても嬉しくなります。当社は公共測量や工事測量が多く普段は、一般の人が行けない所に行って測量しています。また出張で日本のいろんな所を見る事が出来て嬉しく思います。安心安全な街作りや、もし災害が起きた時にも測量は必ず必要です。世の為人の為に、未来のために社会に役に立つ仕事ですのでやりがいがあります。今年の一月にスリランカ人で最初の測量士を取得し、よりお客様に安心と利益を提供していく気持ちです。

日本の道路や橋など構造物は海外と比べると、とてもきれいなのは、しっかり測量をしているからだと思います。現在日本で学び実践している素晴らしい測量技術を、現在発展中の私の国(スリランカ)にもいつか伝わるようにするのが私の夢です。これからは3DレーザースキャナやUAVなどの最新技術を習得するように勉強して行きたいです。気合があればどんなチャレンジも出来る事を意識して、これからも頑張って行きます。測量技術者としてもっと、測量の知識を身に付けてお客様に利益を提供し、社会貢献できるように頑張って行きたいと思います。

川北 あかり(かわきた あかり)
勤務先
NTCコンサルタンツ㈱
部署
本社 計画部

学生時代、理工学部に在籍し、水に関わる仕事がしたいと考え、農業農村整備事業に強みを置く弊社に入社し、5年が過ぎました。

私は、計画部で用水計画を主とした業務に取り組んでいます。

計画部では、現地の土地改良区の方や農家の方と関わることが多いため、私の業務の成果次第で今後の土地改良区の方、農家の方の水管理、生活が変わってしまうと思うととても責任がある仕事だと感じています。

毎年、業務を進めるうえで行き詰ることが多々あります。その時は上司に相談し、解決に向けて取り組んでいます。成果品になるまで大変ですが、提出できた時の達成感は大きく、この仕事にやりがいを感じます。

今後は、計画部で利用している地理情報システムを現場で利用し、調査の簡略化に努めるほか、入社6年目の中堅社員として後輩の教育や、相談役となり、自分自身の成長にもつなげていきたいと思います。

 

中村 竜平(なかむら りゅうへい)
勤務先
㈱大増コンサルタンツ
部署
空間計測部

【中堅技師から熟練技師への意識変化】

『あぁ・・しまった。またやってしまったか。』と、20年以上も測量をやっているとたまに冷や汗をかくことがあります。

読んでいただいている方も大なり小なり同じ経験をされたことがあると思います。

仕事は完ぺきに行わないといけませんが、どうしようもなくスピード勝負になることもしばしばあります。

経験則でこれくらいなら・・大丈夫と見込みで行った結果、たまにね。失敗してしまうんです。

その度に『初心忘るべからず』『急がば回れ』『技術者倫理の遂行』。先人に習った通り、時間がとりづらくても、現場実測を行い原則に立ち返ります。

こういった日々を繰り返して月日が経過し、いつのまにかなんとなくベテランになっていくのは、少し寂しいと思い40代に差し掛かるときに、どこに意識の重点を置くかを考えたことがあります。

平凡ですが、社内・社外において有益な人材であり、技能面では点群処理の修得です。

中堅時代は作業規程、工程管理の習得、現場応用などたくさんの技術を培いました。

今後はそれらの経験に裏打ちされた技術提案を行い、後継へ技術継承をすすめて測量業界を明るくしていくことが、ベテラン技師に課せられた責務であろうと考えています。

藤原 武司(ふじわら たけし)
勤務先
㈱神田設計
部署
測量調査部

入社時は、測量をどうしてもやってみたいと思っていたわけではありませんが、気が付けば15年以上の長い間この仕事を続けていました。当社では、基準点測量、水準測量、用地測量、現地測量、3次元測量等のさまざまな業務を行っていて、希望すればやりたい仕事が出来る環境から、とにかく、いろいろな種類の測量に携わらせて頂き、より幅の広い知識や経験が出来たことも長く仕事が出来ている一因ではないかと思っています。

近年では特に3次元測量に力を入れています。初めて3次元測量を行い、パソコン画面を見たときは非常に興味深いと感じました。3次元測量のメリットとして、以前の平面的な成果とは全く違った3次元的によりリアルに表現することが出来ること、短時間で複雑な地形や構造物を測れること、立ち入ることが出来ない現場を測れること、現場の計測し直しが少ないこと等、かなりのメリットがあると思います。現在は、地上型レーザースキャナをメインに取り組んでいますが、今後は、UAVやMMS等と併用して現場作業を行うことを考えています。

また、総合コンサルタントとして、当社は建設技術部と連携したCIM、また、建築設計部と連携したBIMを進めております。まだまだ、勉強段階でいろいろと分からないことだらけですが、時代と共に要求される新技術として、まず、測量分野における3次元化をさらに挑戦していきたいと思います。

鈴木 新司(すずき しんじ)
勤務先
㈱新日
部署
調査測量部

私が株式会社新日に入社して24年が経過しました。ここ数年間は地籍調査を中心に業務を実施しており、それ以前は基準点測量、路線測量、用地測量などの地上測量業務全般に携わってきました。

最近では三次元データへの需要が急速に高まり、実際に利用される機会が広まっております。

地籍調査においても、三次元点群データの活用による『リモートセンシング技術を用いた山村部の地籍調査マニュアル』が制定されております。このマニュアルでは、①山村部で高齢化・過疎化等の人口減による境界情報の喪失が進んでいる地域、②急峻な地形が多く立会いによる確認が困難な地域、③近年多発している地震や豪雨等の自然災害への早急な対応が必要な地域など、迅速かつ効率的な地籍調査の導入推進が求められる地域において、リモートセンシング技術の導入が地籍調査の進捗を加速させると期待されています。

また、弊社でも地上型レーザースキャナやUAV等を導入し、効率的な利活用方法を模索しており、経営理念の「奉仕に徹し、一歩、一歩、また一歩」を教訓に日々挑戦していきたいと思います。

井上 壮(いのうえ そう)
勤務先
㈱中部テック
部署
設計部

1.私について

私は、株式会社中部テックに入社して4年目になります。現在は道路設計を行っており、線形検討に悪戦苦闘しています。

2.錯綜する考え

現況幅員5mの道路を拡幅する業務なのですが、沿道には左右交互に家屋が点在しており、地元住民や発注者等から以下のような要望もあり、それらを考慮していく必要がありました。

地元の要望

家屋の移転が発生しないようにしてほしい。

発注者の計画方針

将来的な幹線道路として線形や幅員を確保するものの、現時点では家屋を回避するため曲線を多用し、生活道路的な考えで暫定整備する。

警察の意見

将来的な幹線道路としてのコンセプトの基、直線的な安全重視の線形とする。

これら全てに応えようと何種類もの線形を作成しましたが設計の方向性が見出せず、収拾がつかない状況となってしまいました。

3.この経験を活かして

要望に全て応えるのではなく、設計の方向性をきっちり決め、技術的な根拠や柔軟な発想をもって、互いに納得した上で、案を絞り込んでいく大切さを学びました。今後は、技術力や提案力を向上できるように力をつけていきたいと思います。

小林 良介(こばやし りょうすけ)
勤務先
ニチイコンサルタント㈱ 
部署
測量部

私は学生時代のアルバイトがきっかけで測量に携わりました。弊社には平成24年に入社し、8年が経ちました。入社以来測量部に所属し、基準点測量、路線測量、用地測量、民間工事の起工測量までの地上測量全般を主に行っております。弊社は比較的用地測量の受注が多く、とりわけ国道の官民査定業務では、顧客要望に対応するため、日々の工程管理、作業効率の重大性やスピード感が求められる中での的確な判断力が必要で、悪戦苦闘しながら、ようやく業務をやり遂げた時の達成感と喜びはひとしおでした。令和元年度には弊社の実施した基準点業務において、(公社)日本測量協会より「公共測量測量品質管理優秀賞」の受賞を受け、これまで培ってきた技術の集大成であり、この結果を糧に今後も測量技術の研鑽に努め、さらなる品質向上を目指すと同時に若手社員に対しての技術継承を行う必要があると思います。

また、近年ではi-Constructionをはじめとする測量技術も飛躍的進化し、今後の主流になっていくと感じています。時代の流れに乗り遅れないよう日々勉強し、知識の向上を行っていきたいと思います。

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